9/16第1回学習会報告(武藤理事長)

■綾部市 こどもの居場所「心音」

今までの学習会は、フレイルや健康長寿など高齢期のテーマが中心でしたが、今回はぐっーと若返り、一人親世帯を対象とした綾部市のこども達の居場所「心音」の運営の説明を受け、スタッフの皆さんとの意見交換を行いました。

国の重要な子育て政策の基本理念として、「全てのこどもが、安全で安心して過ごせる多くの居場所を持ちながら、様々な学びや、社会で生き抜く力を得るための糧となる多様な体験活動や外遊びの機会に接することができ、自己肯定感や自己有用感を高め、幸せな状態(Well-being)で成長」できるようにすることの重要性を掲げ、「こども政策の新たな推進体制に関する基本方針が令和3年12月21日に閣議決定されました。

※こども家庭庁のHPから引用

綾部市では、この基本方針が出される18年前の平成25年から母子家庭の子供対象に運営が開始されました。令和4年からはNPO法人健生ネットワーク京都として京都府からの助成金を受けています。

当初は発達障害の子供たち数人から始まり、現在は登録人数29名で(夜)・土(昼)を運営日としています。職員の皆さんの創意工夫で、食事、調理、作品作り、外部講師の講演、宿題の手伝いなど、さまざまな体験を子供達が学び、楽しんでいます。

スタッフの皆さんとの意見交換では、苦労話とともに子供達からも多くのことを学ばせてもらっていることや、子供達が大きなって街で出会ったときに「心音」でお世話になったことの懐かさとお礼があったことなど、色々な体験談や感想と、課題として親御さんとの交流も行っていきたいとのお話がありました。

健生メンバーからの参加者4名でしたが、少子化の時代に地域として子供達を育てて行く大切さと必要性を学んだ有意義な一日でした。

代表者の神内さんはじめスタッフの皆様に貴重なお時間を頂戴し、対応いただきましたことに感謝致します。

       健生参加メンバー(飯田さん、久保田さん、芦田さん、武藤)

スライドで説明
染物体験
スタッフのみなさんと健生メンバー